FOSS4G 2017 Tokyo コアデイ

開催日時

2017年9月16日(土) 10:30-18:00

場所

東京大学駒場リサーチキャンパス(生産技術研究所内)An棟2階
(〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1)

コアデイ セッションスケジュール

 

時間 コンベンションホール ホワイエ
10:00 開場
10:30 -10:40 開会挨拶 発表資料 (動画)
基調講演 (動画)
10:40 -11:10 地理院地図とFOSS4G 2017
出口 智恵 (国土交通省 国土地理院 地理空間情報部) 発表資料
事例紹介セッション1 (動画) 事例紹介セッション2
11:10 -11:30 マピオン、ベクタータイルはじめました
谷内 栄樹(株式会社マピオン)
ひぐまっぷ、はじまってます
川人 隆央(ダッピスタジオ合同会社)・ひぐまっぷ開発チーム 発表資料
11:30 -11:50 tileserver-glで始めるMapbox Vector Tile 配信
松澤 太郎(Georepublic) 発表資料
はだちず~QGISを用いた立体地図作成~
黒川 正章(ロスカラコレス)
11:50 -13:00 昼食
事例紹介セッション3 (動画) 事例紹介セッション4
13:00 -13:20 Elastic stackにおける地理情報の活用方法(仮)
大谷 純(Elastic) 発表資料
Maplat – Historical Maps Viewer, guarantees nonlinear bijective projection
大塚 恒平(Code for NARA 横浜支部) 発表資料
13:20 -13:40 MySQL 5.7で刷新されたGIS機能のご紹介
山﨑 由章(日本オラクル株式会社) 発表資料
スマートフォンアプリ「Geopaparazzi」を用いた自然地域の利用者行動把握の可能性
神宮 翔真(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)・武 正憲(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)発表資料
13:40 -14:00 GeoGigによる地理情報データのバージョン管理
中山 智哉(日本総合システム株式会社)発表資料
Hello Mable
松浦 慎平(Mable)
14:00 -14:20 mago3D Let’s integrate BIM/AEC and 3D GIS on top of FOSS4G
Sanghee Shin(Gaia3D, OSGeo.kr)
ラスタタイルを毎時72レイヤ生成しつづける話 ~フィッシングアプリ海釣図 海況予報~
柴本 歩(株式会社マップル・オン)
14:20 -14:30 休憩
事例紹介セッション5 (動画) 事例紹介セッション6
14:30 -14:50 INCREMENT P with FOSS4G ~OSGeo.JP加入の夏~
北谷 尚大(インクリメントP株式会社)
松江G空間プロジェクトにおけるQGISプラグインの開発
林 博文(応用技術株式会社)
14:50 -15:10 空間情報解析のためのFOSS4Gを用いた分散処理フレームワーク開発
荒木 光一(五大開発株式会社 システム事業部 技術研究所)・新保 泰輝(石川工業高等専門学校 環境都市工学科)
フランスの地図で時代に逆らおう
Raymond Lay(株式会社ナイトレイ) 発表資料
15:10 -15:30 データパイプラインツールLuigiを使ってCS立体図をワンストップ演算する
三好 邦彦(株式会社Preferred Networks) 発表資料
FOSS4Gを用いたGISオープン教材の開発
山内 啓之・小口 高・瀬戸 寿一・早川 裕弌(東京大学空間情報科学研究センター)
15:30 -15:50 FOSS4Gは地方自治体の業務支援システムとして運用できるか
小林 裕治(株式会社カナエジオマチックス)
クラウドがつなぐデータ作成者と地図利用者、蘇るWMS
青柳 由多可(中小企業診断士)
15:50 -16:00 休憩
特別セッション:集え!ガバメント・ギーク in FOSS4G 2017 Tokyo (動画)
16:00 -16:10 趣旨説明
瀬戸 寿一(東京大学空間情報科学研究センター)
16:10 -16:30 北海道の林業技術職員の人生を変えたFOSS4G
喜多 耕一(北海道 後志総合振興局森林室) 発表資料
16:30 -16:50 FOSS4G×自治体×共創
落合 謙次(宮崎県 情報政策課)
16:50 -17:10 会津若松市の「オープン的」取り組み
目黒 純(会津若松市)
17:10 -17:30 総括(ディスカッション)
17:30 -17:40 閉会挨拶
17:40 -19:30 懇親会 ※申し込みが必要となります
大懇親会の申し込みはこちら
懇親会ではライトニングトークセッション(5分 x 10名)を設けます。申し込みと同時にご応募ください。

※ セッション名をクリックするとセッションの詳細情報に移動します。

コアデイ セッション紹介

基調講演:

地理院地図とFOSS4G 2017

発表者: 出口 智恵 (国土交通省 国土地理院 地理空間情報部)

概要

地理院地図は、ベースとなる地図の上に、1,800以上もの様々な情報を重ね合わせて見ることができるウェブ地図サービスです。FOSS4Gを活用しながら、地理院地図自身もFOSS4Gとしてもご活用いただけるよう、弛まぬ改良を続けています。この地理院地図について、その概要と最新の取組状況について紹介させていただきます。▲セッション一覧へ戻る

事例紹介セッション1

マピオン、ベクタータイルはじめました

発表者: 谷内 栄樹(株式会社マピオン)

概要

マピオンは2016年10月、研究開発の情報発信サイト「マピオンテックラボ」をオープンし、『ベクター地図』β版を公開しました。 本発表では、ベクター地図のサーバ構成、技術選択、今後の展望などをご紹介させてい ただきます。

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tileserver-glで始めるMapbox Vector Tile 配信

発表者: 松澤 太郎(Georepublic)

概要

tippecanoeやopenmaptilesなどMapbox Vector Tileを作成するツールが増えてきましたが、配信技術についてはまだ癖があるところがあり、特にフォントのfailbackに対応したサーバ技術はあまりありません。今回はtileserver-glを使って配信サーバやフォント周りの問題解決、また、DockerとVarnish cacheを使った静的ファイルのキャッシングなどのテクニックをご紹介します。

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事例紹介セッション2

ひぐまっぷ、はじまってます

発表者:川人 隆央(ダッピスタジオ合同会社)・三島 啓雄(国立環境研究所)・古川 泰人(MIERUNE)・釣賀 一二三・近藤 麻実(北海道立総合研究機構)・山形 巧哉(北海道森町・行政アーティスト)

概要

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はだちず~QGISを用いた立体地図作成~

発表者:黒川 正章(ロスカラコレス)

概要

QGISを用いて、国土地理院のデータより、レーザーカッタ―で木板を加工して、立体地図を作製するノウハウと木製の立体地図をレーザーカッタ―で作ることの利点、欠点について。はだちずというのは木製の立体地図の名称です。

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事例紹介セッション3

Elastic stackにおける地理情報の活用方法(仮)

発表者:大谷 純(Elastic)

概要

全文検索やログの解析で利用されているElastic Stack(Elasticsearch、Kibanaなど)ですが、地理情報に関する機能も提供しています。本セッションではElasticsearchやKibanaで利用できる地理情報の機能について紹介いたします。

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MySQL 5.7で刷新されたGIS機能のご紹介

発表者: 山﨑 由章(日本オラクル株式会社)

概要

最新バージョンのMySQL 5.7では、これまで独自実装だったGIS機能を刷新し、C++のBoost.Geometryライブラリを取り込んで再実装しています。本セッションでは、MySQL 5.7で刷新されたGIS機能と今後の開発方向性についてご紹介いたします。

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GeoGigによる地理情報データのバージョン管理

発表者: 中山 智哉(日本総合システム株式会社)

概要

GeoGig(http://geogig.org)は、オープンソースの地理情報データ専用バージョン管理システムです。GeoGigを使うことで、地理情報データの履歴管理や、複数人による地理情報データの同時編集が容易に行えます。本発表では、GeoGigを用いた地理情報データの管理方法について紹介します。

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mago3D Let’s integrate BIM/AEC and 3D GIS on top of FOSS4G

発表者: Sanghee Shin(Gaia3D, OSGeo.kr)

概要

Although there have been numerous attempts to integrate BIM/AEC(Architecture, Engineering, Construction) and 3D GIS on a single geospatial platform, the outcome of those attempts are not so satisfactory till to date. Difference of data model, massive number of data to be rendered, big volume of file size are among those major technical barriers that hindered seamless integration of BIM/AEC and 3D GIS. And there are many increasing demands to see and integrate BIM/AEC and 3D GIS on a web browser since web environment has been proven as an effective collaborative platform in architecture and geospatial domains. This talk will introduce an open source based BIM/AEC-3D GIS integration platform called mago3D(http://www.mago3d.com) that could manage, handle, and visualize massive 3D data from BIM/AEC and 3D GIS simultaneously on a web browser. mago3D platform has been developed on top of well-known open source GIS projects, Cesium(http://cesiumjs.org/) and NASA World Wind(https://worldwind.arc.nasa.gov/), to make the best of their existing features and at the same time to expand the functionalities to BIM and AEC(Architecture, Engineering and Construction) areas.

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事例紹介セッション4

Maplat – Historical Maps Viewer, guarantees nonlinear bijective projection

大塚恒平(Code for NARA 横浜支部)

概要

Maplat is the cool Historical Map/Illustrated Map Viewer. It can transform each map coordinates with nonlinear but bijective projection and makes possible that the maps can collaborate with GPS/accurate maps, without distorting original maps. Data editor of this solution is provided as another project, MaplatEditor.

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スマートフォンアプリ「Geopaparazzi」を用いた自然地域の利用者行動把握の可能性

神宮 翔真(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)・武 正憲(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)

概要

自然志向のツーリズムやインバウンド需要の高まりにより,国立公園等の自然地域おけるレクリエーション利用が注目されている。一方,それらは都市的環境と比べると利用の許容量や管理体制に限界があり,適切な管理には利用者の行動把握が必要である。そこで,近年は誰もが所有するスマートフォンを用いて,利用者の行動を把握する取り組みが進んでいる。本発表では,そういった取り組みのひとつとして実施した,富士山村山古道における「Geopaparazzi」を用いた登山道の景観・現況認識のグループワーク事例を紹介する。「Geopaparazzi」は,スマートフォン上で動作するオープンソースのGISアプリケーションである。グループワークの結果を混じえつつ,「Geopaparazzi」のようなスマートフォンアプリを用いることの利点と課題について紹介する。

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Hello Mable

発表者:松浦 慎平(Mable)

概要

私たちはWebエンジニアと建築デザイナーからなる地図情報を楽しく、かっこよく表現していく方法を考え、製作をしているチームです。地図の模様としての美しさや、そこから読み取れるストーリーを汲み取ったりするなど様々な見方と表現を、それぞれのメンバーの技能を持ち寄りながら、模索しています。今回は私たちの活動と、FOSS4G を使用して開発しているMable Preview のご紹介いたします。Mable Preview は私たちのプロダクトを体験していただける Web アプリケーションです。一風変わった FOSS4G の活用事例を紹介いたします! https://mable.me

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ラスタタイルを毎時72レイヤ生成しつづける話 ~フィッシングアプリ海釣図 海況予報~

発表者:柴本 歩(株式会社マップル・オン)

概要

マップル・オンの海釣り向けスマホアプリ「海釣図(かいちょうず)」には、風、波、海面水温のメッシュ予報をGoogleMapにオーバーレイ表示する「海況予報」が搭載されています。これはラスタタイルであり、毎時提供される72時間分の予報数値データを、FOSS4Gのツールを使って随時タイルに変換することで実現しています。そこでは変換所要時間の短縮が、更新タイムラグの短縮、より詳細なズームレベルの実現、サーバーリソースの削減につながるので、試行錯誤の繰り返しでした。この度は海釣図でFOSS4Gがどのように利用されているかについて発表いたします。

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事例紹介セッション5

INCREMENT P with FOSS4G ~OSGeo.JP加入の夏~

発表者:北谷 尚大(インクリメントP株式会社)

概要

2017 年夏、インクリメントPはOSGeo.JPに加入させて頂きました。本発表では、今日までのFOSS4Gとの関わりとOSGeo.JP加入に至った経緯、そしてFOSS4Gと共に歩むこれからの未来について語ります。

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空間情報解析のためのFOSS4Gを用いた分散処理フレームワーク開発

荒木 光一(五大開発株式会社 システム事業部 技術研究所)・新保 泰輝(石川工業高等専門学校 環境都市工学科)

概要

空間情報解析をPC1台で行ったが、その解析時間が数ヶ月に及ぶと予想されたため、複数のPCを用いて分散処理で解析時間の短縮化を行った。この経験から、簡単に分散処理で空間情報解析の時間を短縮化することを目指して、FOSS4Gを用いた分散処理フレームワークを開発している。本発表では、プロトタイプとして開発した分散処理フレームワークを紹介する。

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データパイプラインツールLuigiを使ってCS立体図をワンストップ演算する

三好 邦彦(株式会社Preferred Networks)

概要

2016年から今年にかけて話題になったCS立体図の地図タイル画像について、標高データ調達から画像出力までの一連の処理を、データパイプラインツールLuigiを使ってワンストップで行う例を紹介する。CS立体図以外にもQuadkeyによる符号化と組み合わせて統計データ集計や任意のタイル画像の出力も可能になる。

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FOSS4Gは地方自治体の業務支援システムとして運用できるか

発表者:小林 裕治(株式会社カナエジオマチックス)

概要

地方自治体では、都市計画、道路、固定資産、上下水道などの部門において、GISをベースにした業務支援システムが導入されて久しい。これらは外部公開型、内部閲覧型のマッピングベースのシステムと異なり、業務に特化した専門性の高い機能が求められており、オープンソースGISをベースにカスタマイズすることは難しいと思われがちである。そういった理由でシステム導入のほとんどが、商用ベンダーによるものである。そこで、弊社がどのように業務支援システムにFOSS4Gを活用してきたのか、またオープンソース・ソフトウェア、オープン・サービスインターフェイス、オープン・データを活用した庁内システム連携について、事例を交え紹介する。

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事例紹介セッション6

松江G空間プロジェクトにおけるQGISプラグインの開発

林博文(応用技術株式会社)

概要

松江G空間プロジェクトにおいて、QGISとPostGISを活用した写真データ管理プラグインの制作を行った。大量の写真データをグループに分けながらランドマークとして登録する機能の実装と課題について述べる。

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フランスの地図で時代に逆らおう

Raymond Lay(株式会社ナイトレイ)

概要

French map heritage shows great improvement of cartographic techniques.From the 18th century first French basemap to current one, styles and way of mapmaking have greatly evolved.National Geographic Institute (IGN) in France made a time machine Webapp, crossing historical maps and current Web services.

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FOSS4Gを用いたGISオープン教材の開発

山内 啓之・小口 高・瀬戸 寿一・早川 裕弌(東京大学空間情報科学研究センター)

概要

これまでに、GIS教育の充実を目的とした複数のプロジェクトが、科学研究費を用いて行われてきた。その結果、GIS教育の基本となるコアカリキュラムと講義用の教材が整備された。一方で、実習に関する検討は少なかった。そこで、大学等の実習授業を充実させるための体系的な教材を開発し、オープンな活用を推進するプロジェクトを開始した(科学研究費基盤研究A「GISの標準コアカリキュラムと知識体系を踏まえた実習用オープン教材の開発」、平成27~31年度、代表者:小口 高)。本プロジェクトでは、QGISを中心に実習用の教材を整備し、必要に応じてGRASS GISやPostGIS等のFOSS4Gツールを利用した。教材は、GitHubで運用できるように設計し、一般公開に向けた試験的な利用を進めている。

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クラウドがつなぐデータ作成者と地図利用者、蘇るWMS

青柳 由多可(中小企業診断士)

概要

「地図に載せるデータは作成している。できれば、無償・有償で公開して広く使ってもらいたい。」「でも、サーバーの管理は難しい。セキュリティーも心配。」そこで、クラウドならではのサーバレスアーキテクチャーでWMSをアクセス集中にも耐えうる強靭なタイルサービスに変身させるアイデアなどを紹介します。クラウドという「共通の土台」に載せることで、データ作成者、GIS技術者とインフラエンジニア、一般アプリ開発者の協働を促進します。眠れる情報が、使われて価値を生み出す資産になるよう作成者・利用者双方に貢献できればと願っています。

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特別セッション : 集え!ガバメント・ギーク in FOSS4G 2017 Tokyo

趣旨説明

司会者 兼 登壇者: 瀬戸寿一(東京大学空間情報科学研究センター)

 

発表1: 北海道の林業技術職員の人生を変えたFOSS4G

登壇者: 喜多 耕一(北海道 後志総合振興局森林室)

概要

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発表2: FOSS4G×自治体×共創

登壇者: 落合 謙次(宮崎県 情報政策課)

概要

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発表3: 会津若松市の「オープン的」取り組み

登壇者: 目黒 純(会津若松市)

概要

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