【終了致しました】FOSS4G 2017 KYOTO.KANSAIタイムテーブル

はびたっと x FOSS4G

開催日時

2017年10月15日(日) 11:00 – 18:00

場所

総合地球環境学研究所

〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4 (OpenStreetMapはこちら

 

コアデイ セッションスケジュール

時間 メイン会場 サブ会場
10:30 開場
11:00 -11:10 開会挨拶
基調講演1
11:10 -11:30 The OSGeo Foundation: New Initiatives and Challenges
Venkatesh Raghavan(大阪市立大学)
11:30 -11:50 FOSS4G2017Boston参加報告
瀬戸 寿一(東京大学CSIS)
11:50 -13:00 昼食・ポスターセッション
ドリンクなどをご用意致しました。ぜひゆっくりとポスターセッションをお楽しみ下さい。
基調講演2
13:00 -13:20 地理院地図とFOSS4G 2017
出口 智恵(国土地理院)
13:20 -13:40 スマート安全シティについて、Citylabのための空間ビッグデータ戦略
Jyoung Choi(Korea Land & Housing Corporation)
13:40 -14:00 ナショナルスケール地理空間情報の収集と解析〜オープンデータの活用事例〜
柴田 嶺(総合地球環境学研究所)
14:00 -14:20 3次元地理空間情報のハンドリングのためのGeoserver拡張機能の開発
Hyung-Gyu Ryoo & Soojin Kim(プサン大学)
14:20 -14:30 休憩
先進的技術1 先進的技術2
14:30 -14:50 mago3D、あなたのブラウザにZ軸を追加して3Dによる革新をしよう!
Sanghee Shin(Gaia3D)
Rを使わないQGISによる地球統計解析
山川 純次(岡山大学)
14:50 -15:10 MySQL 5.7で刷新されたGIS機能のご紹介
山﨑 由章(日本オラクル株式会社)
Maplat – Historical Maps Viewer, guarantees nonlinear bijective projection
大塚 恒平(Code for NARA 横浜支部)
15:10 -15:30 マピオン、ベクタータイルはじめました
清水珠里(マピオン)
MapDでビッグデータを表示してみました…
井内一史(株式会社インサイトテクノロジー)
15:30 -15:50 空間情報解析のためのFOSS4Gを用いた分散処理フレームワーク開発
荒木光一(五大開発株式会社)新保泰輝(石川工業高等専門学校)
全球レベルの時系列衛星画像データを処理してOSSに渡すまで
堤田 成政(京都大学)
15:50 -16:00 休憩
事例紹介1 事例紹介2
16:00 -16:20 QGISによる汚水処理施設整備手法の検討
浅野 和仁(富田林市)
FOSS4Gを用いた京都盆地の農地の変遷の把握
小田龍聖・Christoph Rupprecht(京都大学大学院農学研究科/総合地球環境学研究所FEASTprojectRA)
16:20 -16:40 地形が見える!「CS立体図」の開発
戸田 堅一郎(長野県林業総合センター)
OpenStreetMapを使って防災意識の向上 〜雪害編〜
澤田 学(オープンデータ京都実践会)
16:40 -17:00 ジオリファレンスソフトウェア Map Warperの事例紹介(仮)
鎌田 遼・矢野 桂司(立命館大学)
CARTO(カート)で生物多様性評価図を作成
伊勢 紀(Pacific Spatial Solutions株式会社)
17:00 -17:20 FOSS4Gを用いたGISオープン教材の開発とGitHubによる運用
山内啓之・小口 高・瀬戸 寿一・早川 裕弌(東京大学CSIS)
17:20 -17:40 GIS総研 活動報告(仮)
谷口 彰(GIS総研)
17:40 – 閉会挨拶・懇親会案内

※ セッション名をクリックするとセッションの詳細情報に移動します。

ポスターセッション

地域課題解決を志向する「まちづくりマップ」 笹谷 康之(立命館大学)
水草の新しい価値を共創するコミュニティーづくりをはじめました 近藤 康久(総合地球環境学研究所)
QGISを用いた平野部市境沿い通学路の洪水ハザードマップづくり 福田 浩崇(大阪高等学校)、福田 茂男(当日のアテンド)
Integration of Human and Sensor Inputs for Field Data collection and Monitoring Niroshan Sanjaya(大阪市立大学)

コアデイ セッション紹介

基調講演1:

The OSGeo Foundation: New Initiatives and Challenges

発表者: Venkatesh Raghavan(大阪市立大学)

概要

Open Source Software, Open Data and Open Standards are the three vital pillars for facilitating implementation/deployment of interoperable, scalable and sustainable geospatial infrastructure. Over the last decade, Free and Open Source Solutions for Geoinformatics (FOSS4G) has supported a variety of societal needs and gained worldwide acceptance. The Open Source Geospatial Foundation (OSGeo) has been spearheading the collaborative development of geospatial software and promote its widespread use through several initiatives and outreach activities.
This talk present about the evolution of OSGeo Foundation, its current accomplishments and avenues for future improvements. Some recent developments and opportunities for leveraging the OSGeo ecosystem for geospatial innovation will be discussed.

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FOSS4G2017Boston参加報告

発表者: 瀬戸 寿一(東京大学CSIS)

概要

2017年のFOSS4Gのグローバルカンファレンスは、ボストンで開催され過去最多の1300人以上の参加者が一同に介しました。今年のFOSS4GのトレンドやGeo for Allを始めとするOSGeo財団の他団体とのパートナーシップについて概観します。

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基調講演2:

地理院地図とFOSS4G 2017

発表者: 出口 智恵 (国土交通省 国土地理院 地理空間情報部)

概要

地理院地図は、ベースとなる地図の上に、1,800以上もの様々な情報を重ね合わせて見ることができるウェブ地図サービスです。FOSS4Gを活用しながら、地理院地図自身もFOSS4Gとしてもご活用いただけるよう、弛まぬ改良を続けています。この地理院地図について、その概要と最新の取組状況について紹介させていただきます。

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スマート安全シティについて、Citylabのための空間ビッグデータ戦略
Spatial Big Data Strategy for Citylab on Smart Safer City

発表者: Jyoung Choi(Korea Land & Housing Corporation)

概要

国連ハビタットプログラムは、アフリカの市長の提案で、犯罪のない都市の安全都市でプログラムを開始しました。最近のスマート技術を反映し、より安全な City2.0 による20年間の安全都市計画は、スマートより安全な都市に発展しようとしています。本発表では、私は韓国の忠州市の空間ビッグデータ分析のケーススタディを通じて、現在のより安全な都市プログラム及び本出願の方法論でスマートな情報技術を反映した戦略を提案します。 Citylab、スマート安全都市の知識共有プラットフォームは、オープンソース利用により技術導入への障壁を下げることができるようになります。

The United Nations HABITAT programme initiated a program on Safer City of crime-free cities with the proposal by the African mayors. The 20-year Safety City Program is seeking to develop into a Smart Safer City – Safer City 2.0, reflecting recent smart technologies. In this presentation, I propose a strategy that reflects smart information technology in current Safer City program and present application methodology through case study of spatial big data analysis for Chungju city in Korea. Citylab, a knowledge sharing platform of Smart Safer City will be able to lower the barriers to technology adoption by utilizing open source.

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ナショナルスケール地理空間情報の収集と解析〜オープンデータの活用事例〜

発表者: 柴田 嶺(総合地球環境学研究所)

概要

日本では政府のオープンデータ方針に基づき、地形や土地利用、人口分布などの様々なデータがインターネット上で公開されています。しかし、これらの膨大なデータを用いて新たな情報を得るためには、GISやRによるデータ処理など様々な工夫が必要です。本発表では、オープンデータを活用して日本国内の生態系サービス(自然が人々の暮らしにもたらす恵み)の評価・可視化を行なった事例を紹介します。

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3次元地理空間情報のハンドリングのためのGeoserver拡張機能の開発
Development of an extension of GeoServer for handling 3D spatial data

発表者: Hyung-Gyu Ryoo & Soojin Kim(プサン大学)

概要

代表的なオープンソース空間データサーバの1つであるGeoServerは、多くの強力な機能を提供します。 特に、さまざまなデータソースからの空間データへの接続とパブリッシングをサポートします。 GeoServerはOpen Geospatial Consortiumによって地理空間フィーチャデータを要求するために設定された標準プロトコルであるWeb Feature Service(WFS)もサポートしています。 しかしながら、GeoServerは2次元ジオメトリのための関数しか提供しないため、3D空間データを処理する関数はほとんどありません。 GeoServerの重要なコンポーネントであるJTS Topology Suiteは3D空間操作をサポートしていないため、ソリッドジオメトリもサポートしていません。 この講演では、3D空間データを扱うために私たちが実装したGeoServerの拡張モジュールを紹介します。

GeoServer, one of the representative open source spatial data servers, provides many powerful features. In particular, it supports connecting to and publishing spatial data from a variety of data sources. GeoServer also supports Web Feature Service (WFS), which is a standard protocol established by the Open Geospatial Consortium to request geospatial feature data. However, GeoServer provides functions only for two-dimensional geometry, so it provides few functions for handling 3D spatial data. Because JTS Topology Suite, which is an important component of GeoServer, does not support 3D spatial operations, it also does not support solid geometries. In this talk, I will introduce extension modules of GeoServer that we have implemented to handle 3D spatial data.

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先進的技術1:

mago3D、あなたのブラウザにZ軸を追加して3Dによる革新をしよう!
mago3D, Innovation with 3D by adding Z-axis in your browser!

発表者: Sanghee Shin(Gaia3D)

概要

単一の地理空間プラットフォーム上にBIM / AEC(アーキテクチャ、エンジニアリング、建設)と3D GISを統合しようとする試みが数多く行われてきましたが、これらの試みの結果は現在まで満足できるものではありません。データモデルの違い、レンダリングされるデータの膨大な数、ファイルサイズの膨大な量が、BIM / AECと3D GISのシームレスな統合を妨げる主要な技術的障壁の1つです。また、BIM / AECと3D GISをWebブラウザで表示および統合するための要求がますます高まっています。これは、Web環境がアーキテクチャおよび地理空間ドメインで効果的な共同プラットフォームとして実証されているためです。この講演では、ウェブブラウザ上で BIM / AECと3D GISの大量の3Dデータを同時に管理、処理、視覚化できるmago3D(http://www.mago3d.com)というオープンソースベースのBIM / AEC-3D GIS統合プラットフォームを紹介します。mago3Dプラットフォームは、よく知られているオープンソースのGISプロジェクト、Cesium(http://cesiumjs.org/)とNASA World Wind(https://worldwind.arc.nasa.gov/)の上に開発され、 BIMおよびAEC(建築、エンジニアリングおよび建設)分野への機能拡張を同時に達成することを目指しています。

Although there have been numerous attempts to integrate BIM/AEC(Architecture, Engineering, Construction) and 3D GIS on a single geospatial platform, the outcome of those attempts are not so satisfactory till to date. Difference of data model, massive number of data to be rendered, big volume of file size are among those major technical barriers that hindered seamless integration of BIM/AEC and 3D GIS. And there are many increasing demands to see and integrate BIM/AEC and 3D GIS on a web browser since web environment has been proven as an effective collaborative platform in architecture and geospatial domains. This talk will introduce an open source based BIM/AEC-3D GIS integration platform called mago3D(http://www.mago3d.com) that could manage, handle, and visualize massive 3D data from BIM/AEC and 3D GIS simultaneously on a web browser. mago3D platform has been developed on top of well-known open source GIS projects, Cesium(http://cesiumjs.org/) and NASA World Wind(https://worldwind.arc.nasa.gov/), to make the best of their existing features and at the same time to expand the functionalities to BIM and AEC(Architecture, Engineering and Construction) areas.

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MySQL 5.7で刷新されたGIS機能のご紹介

発表者: 山﨑 由章(日本オラクル株式会社)

概要

最新バージョンのMySQL 5.7では、これまで独自実装だったGIS機能を刷新し、C++のBoost.Geometryライブラリを取り込んで再実装しています。本セッションでは、MySQL 5.7で刷新されたGIS機能と今後の開発方向性についてご紹介いたします。

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マピオン、ベクタータイルはじめました

発表者: 清水珠里(マピオン)

概要

マピオンは2016年10月、研究開発の情報発信サイト「マピオンテックラボ」をオープンし、『ベクター地図』β版を公開しました。 本発表では、ベクター地図のサーバ構成、技術選択、今後の展望などをご紹介させてい ただきます。

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空間情報解析のためのFOSS4Gを用いた分散処理フレームワーク開発

発表者: 荒木光一(五大開発株式会社)

概要

FOSS4G 2017 Tokyoでザックリと紹介した分散処理フレームワークをもう少し詳しく,そして,分かりやすく説明する予定です.

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なし

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先進的技術2:

Rを使わないQGISによる地球統計解析

発表者: 山川 純次(岡山大学)

概要

QGISで地球統計解析を行うためにRを利用する方法がありますが、Rは面倒です。そこでRを使わず手軽に地球統計解析を実行できる次世代システムを開発しました。当日は新システムの概要とサポート体制について紹介します。

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Maplat – Historical Maps Viewer, guarantees nonlinear bijective projection

発表者: 大塚 恒平(Code for NARA 横浜支部)

概要

Maplat is the cool Historical Map/Illustrated Map Viewer. It can transform each map coordinates with nonlinear but bijective projection and makes possible that the maps can collaborate with GPS/accurate maps, without distorting original maps. Data editor of this solution is provided as another project, MaplatEditor.
注:日本語発表です

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MapDでビッグデータを表示してみました

発表者: 井内一史(株式会社インサイトテクノロジー)

概要

GPUを活用したカラムナーデータべースであるMapDを使ってみました。従来よりもコンパクトに、省電力で、そして安価なサーバーを構築できます。

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全球レベルの時系列衛星画像データを処理してOSSに渡すまで

発表者: 堤田 成政(京都大学)

概要

NASA/USGSやESAなどが大量の衛星画像アーカイブをオープンデータ化したことにより、誰でも自由に過去の衛星画像が使えるようになっています。しかし、データの量が膨大すぎてローカル環境では処理できないことが懸念です。そのためいまはやりのクラウドサービスGoogle Earth Engineを使い、ローカルのOSSで分析できるまでデータを前加工するのが現実的なアプローチだと思われます。今回は、2001~2016年まで月2回の頻度で格納されているMODISデータ(解像度250m)を使い、全球レベルで正規化植生指数(NDVI)を1年毎に平均してみて、その時系列トレンドを発表枠内で計算することに挑戦します。

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事例紹介1:

QGISによる汚水処理施設整備手法の検討

発表者: 浅野 和仁(富田林市)

概要

国土地理院基盤地図情報の建物ポリゴンを利用して汚水処理整備における集中処理(下水道)と個別処理(浄化槽)の簡易な経費比較をQGISを用いて試みた事例を紹介する。

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地形が見える!「CS立体図」の開発

発表者: 戸田 堅一郎(長野県林業総合センター)

概要

曲率(Curvature)と傾斜(Slope)を用いて、地形を立体表現する図法である「CS立体図」について、開発の経緯、作製方法とCS立体図を用いた地形判読方法の基本についてご紹介します。

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ジオリファレンスソフトウェア Map Warperの事例紹介(仮)

発表者: 鎌田 遼・矢野 桂司(立命館大学)

概要

Map Warperは地理空間情報の開発者・コンサルタントのTim Warter氏が開発したジオリファレンスを行うためのwebアプリケーションです。GUI からの簡単な操作で、アップロードした地図にジオリファレンスを付与したり、その成果をダウンロードしたりすることができます。この発表では、Map Warperの概要と日本版 Map Warper(国際化対応版)の立ち上げについてお話しします。

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FOSS4Gを用いたGISオープン教材の開発とGitHubによる運用

発表者: 山内啓之・小口 高・瀬戸 寿一・早川 裕弌(東京大学CSIS)

概要

今年9月のFOSS4G TOKYOでは、科学研究費基盤研究A「GISの標準コアカリキュラムと知識体系を踏まえた実習用オープン教材の開発」(平成27~31年度、代表者:小口 高)のプロジェクトで整備した教材について紹介しました。この教材は、QGISを中心に様々なFOSS4Gツールを用いて作成し、GitHubによる試験運用を行っています。また、大学の実習や講習会で実際に利用し、その結果に基づく改良を重ねています。本発表では、FOSS4G TOKYOで時間の関係上、説明を省略した教材やGitHubを用いた教材の運用手法について、詳しく紹介します。

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GIS総研 活動報告

発表者: 谷口 彰(GIS総研)

概要

GIS総研の活動報告 特にキッズデザイン協議会の活動をご紹介いたします。

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事例紹介2:

FOSS4Gを用いた京都盆地の農地の変遷の把握

発表者: 小田龍聖・Christoph Rupprecht(京都大学大学院農学研究科/総合地球環境学研究所FEASTprojectRA)

概要

FEASTプロジェクトのWG1では,今日の食農システムがどのように機能しているのかを調査し、どうすれば生態的にも社会的にも持続可能な食農システムを構築していくことができるかを探求しています。複雑な食農システムの全貌を解きほぐしていくために、地理情報システムを用いた土地利用解析を試みています。今回の発表はGoogle Map/Earth,ストリートビューを用いて,京都盆地内の農地の2007年-2016年での変化をご紹介します。

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OpenStreetMapを使って防災意識の向上 〜雪害編〜

発表者: 澤田 学(オープンデータ京都実践会)

概要

日本は様々な自然災害が発生します。地震、津波、洪水、土砂災害、高潮など様々あり、防災対策が急激に進んでいます。さて、”豪雪”を災害として認識されている方がどのくらいいるでしょうか?豪雪を災害として認識されている方はまだ多くないのではないかと思います。理由は、豪雪が発生する場所、発生しない場所がはっきりしているからです。さらに豪雪が災害として認識される場所、されない場所とあるからです。しかし、最近は気候変動で日本全国的に極端な集中豪雪が発生するリスクがあります。2014年2月の関東甲信を襲った集中豪雪を思い出してください。普段、10センチくらいしか降らない甲府で1m以上積もって大混乱しましたよね。雪害のハザードマップはごく一部しかありませんし、予算の関係でそれほど普及するとはあまり思えません。私としては普及して欲しいですが。そこで、OpenStreetMapを使ってみんなで雪害の時に役立つ情報をマッピングしようと思いつきました。

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CARTO(カート)で生物多様性評価図を作成

発表者: 伊勢 紀(Pacific Spatial Solutions株式会社)

概要

CARTO(カート)で生物多様性評価図を作成した。緑被データと指標種モデルを使用して、CARTO上で指標種ごとの生物多様性ネットワークを生成する方法を紹介する。CARTOは無償版でも十分な機能を備えているので、生きものデータの可視化にぜひご利用いただきたい。

発表資料


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ポスターセッション:

地域課題解決を志向する「まちづくりマップ」

発表者: 笹谷康之(立命館大学)

概要

Webサイトの28%、CMSの59%のシェアを有していて、GPLオープンソースライセンスを採用しているWordPressを用いて、ユーザーが多様な地図埋込記事が投稿できる「まちづくりマップ」を開発した。ユーザーは、1つのPOIの位置を表示する地図を埋め込んだ投稿ができるとともに、特定のカテゴリーのPOIを集めた一覧地図を埋め込んだ投稿ができる。つまり、投稿されたPOIのピンを集約した一覧地図を使って、位置情報の再帰的な投稿ができるシステムである。2014年の供用から、「まちづくりマップ」は、学生が地域課題解決を志向して、3600件以上投稿してきた。今回、プラグイン、テンプレート、テーマを全面更新して、投稿画面の柔軟なカスタマイズができるようにしたので、これを報告する。

ポスター

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水草の新しい価値を共創するコミュニティーづくりをはじめました

発表者: 近藤康久(総合地球環境学研究所)

概要

総合地球環境学研究所では、オープンサイエンスとシビックテックの融合により、びわ湖に繁茂する水草の価値を「やっかいもの」から「地域の宝」へと転換するためのコミュニティーづくりをはじめました。2018年春にアイディアソンを計画していますので、みなさんどうぞご参加ください。

ポスター

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QGISを用いた平野部市境沿い通学路の洪水ハザードマップづくり

発表者: 福田浩崇(大阪高等学校 2年)、福田茂男(当日のアテンド)

概要

日常使用の自転車通学路は3つの市を跨ぎ(約8km)、その半分が河川に沿っている。緊急避難箇所把握の為、各自治体公開の洪水ハザードマップ(以下マップ)を確認したところ、マップごとにフォーマットが異なることや、建物高さデータの記載がないことなどが問題点として挙げられた。そこで本報告では、通学路付近に限定し、上記問題点を改善すべくQGISを用いたマップ作成を試みた。国土地理院基盤地図情報をベースとし、高さデータは、住宅地図記載の3階以上の建物とWEB情報を照合して粗データを収集。最終段階として、現地目視調査を実施し、階数データの妥当性を確認した。本マップ作成により、通学路上で洪水に遭遇した場合の、緊急避難箇所(3階以上建物)と危険箇所の把握を容易にすることができた。
(なお、本報告は、9月29日~30日開催、日本地理学会 秋季学術大会 高校生ポスターセッションで採択された内容を主としますが、あらためて、この場をお借りすることで、オープンデータ、GISの専門家の方々と情報共有し、また、専門的見地からのアドバイスを頂ければと考えています。)

ポスター


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Integration of Human and Sensor Inputs for Field Data collection and Monitoring

発表者: Niroshan Sanjaya(大阪市立大学)

概要

Field data collection is a crucial part for most of the studies. Variety of data are using for analysis, monitoring, change detection of the environment and various other purposes. Mobile data collection methods have been developed for easy utilization in field data collection purpose. On the other hand, nowadays mobile applications which are running in mobile platforms are capable of connecting to variety of external sensors over wireless channels such as Bluetooth. However, there is a lack of proper implementation in sensor data collection, data storage, analysis via mobile phones with human data inputs. There is a need of a single platform which capable of manipulating both sensor and human inputs. Therefore, the attempt of this paper is to propose a framework for both human and external sensor data collection through single application by using mobile devices. In this research cost efficient, portable and easily manageable Arduino based sensor has been utilized to obtain sensor data. Then the data can be transferred to an Android phone via Bluetooth. Further, observation and other parameters can be added by the user to the same platform. Moreover, the paper presents a single system that can collect and display both sensor data and human data. Additional data can be stored in a central server. Later the paper tries to make further decisions and analysis about the state of data and uses.

ポスター

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